「モンゴルの農家を応援したい」夢の実現に向けて

株式会社大地では、十勝の寒冷地農業技術と当社の建築技術やノウハウをモンゴル国に伝えることにより、同国の農業振興と農家の収入安定をお手伝いしています。

モンゴル国への農業支援/内容と経緯

当社代表の林秀康がモンゴル国を旅行した際に、モンゴル国では日本のような農作物の流通ルートが確立しておらず、貯蔵庫を持たない生産者たちは収入が不安定で低い生活水準で暮らしているという現状を知りました。

モンゴルで建設中のモデル農産物貯蔵庫の様子。
大地の技術者が派遣され技術指導を実施(2014年 夏)

そこで林は「十勝の農業をモンゴル国に伝え、現地農家の収入を安定させたい」と考え、2013年国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業として採択された「農産物の安定供給のための貯蔵技術改善・普及プロジェクト」のプロジェクトリーダーとして3年間、モンゴル国での貯蔵庫建設やセミナー開催などの農業支援を行いました。

また、2016年より「農産物等の流通改善および土壌改良による農業者の収益向上事業」に参加。農産物直売所の建設をはじめ、今後とも様々な継続的な支援を行ってまいります。

事業の採択と当社の取り組み

2012年 モンゴル国の若手企業人の視察受け入れ
2013年 「農産物の安定供給のための貯蔵技術改善・普及プロジェクト」採択
2014年 現地の施工会社に技術指導しながら農作物貯蔵庫の建設・試験運用に着手
2015年 貯蔵庫普及・貯蔵技術PRのため首都ウランバートルでセミナーを実施
「農産物等の流通改善および土壌改良による農業者の収益向上事業」採択
2016年 直売所の実現に向けて当社代表が現地視察

農産物の安定供給のための貯蔵技術改善・普及プロジェクト

国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業のプロジェクトのひとつ。実施期間:2014年3月〜2017年2月。当社が所属する北海道中小企業同友会とかち支部が実施・管理。モンゴル国の農業生産者の所得向上・農産物貯蔵施設の建設技術・管理・運用モデルの開発などが目標。

モンゴル国ボルノール村に建設した、モデル農産物貯蔵庫内で、現地テレビ局から取材を受ける林社長(2014年12月)
モンゴルに建設したモデル農産物貯蔵庫。JICAとモンゴル国との間での引渡し式の横断幕が掛かっている(2014年12月)

農産物等の流通改善および土壌改良による農業者の収益向上事業

国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業のプロジェクトのひとつ。実施期間:2016年3月~2019年3月。当社が所属する北海道中小企業同友会とかち支部が実施・管理。農産物の品質向上、農産物直売施設を建設し消費者へ農産物を直接販売することにより農業者の所得を向上させることが目標。


モンゴル国ボルノール村長と、農産物直売所建設に関する打合せの様子(2017年5月)